奈良の地酒『花巴』

新規取り扱いの蔵元「美吉野醸造」のご紹介です。

代表銘柄『花巴』

写真は速醸純米酒水酛純米酒・樽酒「樽丸」です。

美吉野醸造は奈良の世界遺産登録の吉野山の麓にあります。春は千本桜が有名ですね。今日の日本酒醸造文化の原点にあたるなら吉野の地酒です。古くは室町時代から僧侶たちが醸造で使用していた「菩提酛」という酒母造りが知られていますが、美吉野醸造ではその「菩提酛」を『水酛』と表して古来の酒造りも継承し現代に伝えております。そんな吉野の発行文化と共にある酒造りを目指すなか、自然淘汰と自然共存を意識した“酵母無添加”の製法にたどりつきました。

『酸を抑制するのではなく、酸を開放する酒造り』

皆様、いかがでしょう!

先ずは飲んでみないとね。考えるより実行です。

速醸純米:さっぱりして軽快、キレがあります。燗で旨みも加わり食中酒としてお料理との相性を高めます。

水酛純米酒:独特の瑞々しい酸味がふくらみます。燗にてさらにそれを増していく感じです。別世界の純米酒!ダイレトな生酒タイプもございます。

樽丸:吉野といえば「吉野杉」です。密度のある木目と香りが抑えめである「吉野杉」。歴史ある木樽に漬けた樽酒です。燗がまた旨いです。吉野杉の発展はこの酒樽が一役買っております。酒処となった灘地方で使われるようになり、さらにその酒は樽廻船で江戸で売られて大きな市場になっていきました。樽貯蔵期間はその樽廻船で片道でかかった時間の1週間~10日にしております。おすすめですよ!

『奈良吉野の風土に寄り添い、酵母に頼らず、人の心に伝わり、感銘を与え、腑に落ちる酒』

すべて野生酵母で仕込む、酵母無添加仕込み。

環境を整えることで安全な醸造へと導く

吉野杉の生育からヒントを得て醸造。

自然淘汰を勝ち抜いた野生酵母故に多酸の中でも発酵を続けられ、

アルコールにも強いため完全発酵ができる。

よって、酸があり、キレる軽快な辛口酒となる。

右の写真は生米を水で浸してできる『そやし水』。水酛の原料となる。